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こんな人にお勧め-モデルケース

2018年01月01日

こんな人がフリーランスになってみるのはどうかな、というのを架空の設定で読み物風にしてみました。あくまで架空ですが、実際にこんなフリーランスがいても全然普通だと思います。ご参考にどうぞ!

フリーターのA君

A君はフリーターです。自分が何をやりたいのかも分からず、ただただアルバイトをして刹那的に暮らしていました。とは言っても、日頃から「やりたいことを探したい・意義のある仕事をしたい」という漠然とした思いは持っていました。

そんなとき、ふとしたきっかけからウェブに触れる機会があり、なんとなく学習を開始することに。 当初はこれが仕事になるとは思ってもみなかったのですが、学ぶことは学生以来で新鮮だったのと、純粋に楽しかったので学習を続けました。

そしてまだまだではありますが、一応サイトが作れる程度のスキルが身に付いてきたとき、これはビジネスになるんじゃないか!? と思い立ちました。 思い立ったが吉日、すぐに営業用Webサイトを制作してみました。もちろん最初は鳴かず飛ばず。最初の半年は何もリアクションがありませんでした。

サイトを開設してから一年が経とうとした時、はじめてサイトから問い合せ&注文が舞い込んできました。相手は近所のお店で、検索から見つけてくれたそうです。以来、たくさんとはいえませんが、数ヶ月に一度程度は仕事を獲得できるようになりました。

とはいっても、まだまだフリーランスの仕事量は全く安定していません。 3ヶ月仕事の依頼が入らないこともありますし、到底これだけでは生活できません。

でも大丈夫、A君はフリーターなので、フリーランスの仕事がない時は、アルバイトの仕事を増やせば生活には不自由しません。つまり、リスク0でフリーランスを始めている訳です。

A君は、いつかフリーランスのの収入が、アルバイト収入を超えることを願って日々頑張っています。

サラリーマンをしているBさん

Bさんは、事務系のサラリーマンです。とは言っても現状に満足している訳ではなく、「もっと収入があったらいいなぁ~」と考えていました。幸いBさんは事務での仕事柄、PC全般もお手の物。しかも学生のころから趣味のWebサイトを運営していて、サイトを作る基本的な知識はありました。そんな訳で、副収入のネタを探していたときに思いついたのが、Webサイト制作業でした。

Bさんの会社は副業を禁止していませんので、やろうと思えば平日の夜や、週末起業としてなら始められます。でも、一度もWeb制作の会社に勤めたことがありませんし、さすがにちょっと不安もありました。

ですが、自宅にはパソコンもソフトもすでにありますし、高速なネット回線もあります。お金もかからず始めることができるので、やって大損するようなことはありません。リスクも少なそうなので、とりあえず思い切ってフリーランス・というよりも個人での副業的な感じでWeb制作業を始めてみることにしました。

現実は甘い話はなく、自分の営業用サイトを作って1年経ちましたが、メールで問い合わせが1件あっただけで、未だに仕事は獲得できていません。しかし、Bさんはまだ諦めていません。営業用サイトを作ることでいい経験にもなりましたし、営業用サイトのアクセスはちょっとずつ上がってきています。何より収入は会社から保証されているので、例えWeb制作の仕事が無くても、生活に困ることはありません。

これから仕事を獲得できるかはBさんにも正直なところ全くわかりません。ですが、やらなければ収入を得られる可能性は0ですが、やれば少なくとも可能性が生まれます。今はとにかくサイトのアクセスを増やしたり、いろいろ試行錯誤したりして、努力を続けています。「石の上にも三年」を期待して、Bさんは長期戦の構えのようです。

主婦業をしているCさん

Cさんは専業主婦です。仕事をしたいという気持ちはあるのですが、小さな子供もいるのでパート・アルバイトもしづらく、どうしたものだろうかと考えていました。ちなみに仕事をしたい理由は、家庭に入っても社会に関わっていたいですし、収入があれば家計にもゆとりができるからです。それに、手に職をつけたいという考えもありました。

そんな時に良さそうに思ったのがフリーランスWebデザイナー。時間と場所に融通がきくようですし、どうやら業界未経験でも始めることができるようです。なにより、ちょっと前に一度だけ検討したスーパーのレジ打ちより生産的な気がします。

しかもCさんは旦那さんの収入だけでも暮らしていける状況なので、リスクも無く始めることができます。

今さら未経験の業種にチャレンジできるとは思っていなかったCさんは、これだ!と思いました。

とはいっても、まだ学習を始めて少しなので、すぐにできるとは思っていません。ですが一~二年後にフリーランスを始められればいいなぁと考えています。

近所の本屋さんでWeb関連の本を買ってきては学習を繰り返し、来たる日に備えている日々です。

ビジネス商材を探していた起業家志望のDさん

Dさんは、サラリーマンです。将来の起業のためにこつこつと資金を貯めています。そろそろ資金も結構貯まってきたので、起業を具体的に検討しようとしていたところなのですが、何で起業したいかが実はまだ決まっていません。Dさんは何かがしたくて起業するのではなく、起業自体に興味があったので、そこまで考えていなかったのです。

手持ち資金+お金を借りて、店舗を借りたり従業員を雇ったりして、飲食業や販売業も考えましたが、リスクも大きくちょっと不安です。ビジネスは小さく始めるのがいいことは知っていたので、イニシャルコストが少なく、かつランニングコストも少ないものがあれば一番いいのになぁ~と考えていました。でも、なかなか理想のビジネス商材は見つかりません。

そんな時目をつけたのがWeb制作の仕事です。かかるイニシャルコストはソフトとPCとその他営業ツール費のみ。毎月のランニングコストは、ネット代と家賃(事務所の場合)くらいで、仕入れもありません。従業員も不要ですし、軌道に乗るまでは自宅で仕事もできるので、お金を借りなくても十分開始できそうです。

とはいっても、DさんはPCの知識は豊富ですが、Web制作の経験はありません。ということで、もう少し起業までの期間は延ばすとして、今のまま働きながらWeb制作の学習をする事にしました。一年かかるか二年かかるかは分かりませんが、ある程度できるようになったらスタートしたいと考えています。

Web制作会社にお勤めのEさん

Eさんは、現在Web制作会社に勤めています。仕事もやりがいがあって楽しいですし、この先ずっとWeb制作を生業としたいと考えていました。しかし、Eさんには一つだけ大きな不満がありました。それは、収入についてです。

EさんはWebデザイナーとしてのスキルもかなりのものなので、ディレクターとして直接クライアントとの打合せや契約関連まで任されています。ですから、なまじリアルなお金のやり取りを見てきました。

Web制作の現場では、数十万・数百万円の受注はざらです。これらを自分達で作って納品しているわけですが、いくら頑張っても、自分の収入は月収30万円。100万円で受注したものを例え自分一人で作っても、月収30万円なのです。ボーナスはありますが、それでも自分の働きに対してふさわしい給料をもらっているようには思えませんでした。

会社はどれだけ儲けているんだろう。もし、自分で仕事を請けたら、まるまる収入になるじゃないか。それならフリーランスとしてやってみたい。こうEさんは考えました。

ほどなくして、Eさんは思い切ってフリーランスとして独立。Web制作会社はすっぱり辞めての独立でしたが、Eさんは堅実に貯金していたので、1年程度は収入0でもなんとかなりそうです。

これまで培ってきたサイト制作のノウハウ・デザイン力を活かして、自分の営業用サイトからお客さんを獲得していきたいと思っています。これまでの豊富な経験から、その自信はあります。

もちろん実際には今後どうなるかは分かりませんが、Eさんはワクワクしています。それもそのはず、やったらやっただけ収入が得られるのがフリーランスだからです。100万円の仕事を受注したら、100万円まるまる自分の口座に振り込まれるのです。

Eさんの目標は、たくさん稼いで法人化すること。夢は大きく広がります。

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